Q:家の中を温かくリフォームしたいけどどんな断熱材があるの?
A:断熱リフォーム箇所は大きく分けて窓・外壁・天井(又は屋根)・床(又は床下基礎)がありますが、それぞれ断熱に適した材料があります。また、リフォームをする住まいの築年数や構造によっても変わってきます。
窓は高性能な内窓を設置したり、高性能ガラスに交換したり、窓をまるごと交換したりなど様々ですが、内窓が最も人気があります。また、ガラスを真空ガラスなどの高性能ガラスへ交換する方法も近年増えております。それぞれ既存の窓や建物構造に合わせて選定します。

窓以外では断熱性能の高いボード状の断熱材や発泡ウレタン断熱と言われる泡状に吹き付ける断熱などが主流です。グラスウール等の繊維系断熱材も従来からよく使用されますが、前述の2種類の断熱材と比べ壁の厚みが多く必要になりますので壁をふかすなどの検討が必要です。その他、セルロースファイバーと言われる新聞紙や古紙、段ボールなどの木質繊維を再利用した断熱材は調湿性・遮音性・防虫性に優れていますが、重く断熱性能はグラスウール程のため、耐震補強と壁を厚くする工夫が必要になる場合があります。

Q:どのくらいの断熱が必要なの?
A:近年の新築住宅の基準(断熱等級4~5以上)を目標にし、リフォーム予算によって窓や断熱工法を選定しましょう。必要な断熱性能はお住まいの地域、建物構造、大きさによって異なります。標高の高い茅野や富士見町では他地域より高い断熱性能が好ましいです。一般の方では検討が難しいので私たち専門家にご相談ください。
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※この記事は長野県建築士会に所属するJOE設計代表が長野日報の「建築士だより」の記事として執筆したものを一部編集して掲載しております。
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